恋人はセラミックス

文系女子のセラミックスとの戦いです。

ファインセラミクス読本:セラミクスとは

職場で研究職の方たちの会話は、私にとっては全て宇宙語です。

見かねた同僚が、

「これ・・読んでみたら…?」



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と貸してくれた1冊の本、

それが昭和58年発行の「ファインセラミクス読本」。

 

昭和58年www

私の同級生やんか笑

 

でもこの本、実はすんごい分かり易くて。

1問1答形式になってるんだけど、ほんとにわかりやすい。

 

 

そんなこんなでこの本で説明される「セラミクス」「ファインセラミックス」を自分で説明してみようと思います。

 

あの58年発行なので、きっといろいろ進化はしてるんでしょうけど。

あくまでもこの本の内容をまとめただけですので。 

 

 

 

私たちが住んでいる世の中で利用されている工業製品は大きく分けて3つ。

 

①有機材料

②金属材料

③セラミックス

 

はい、ここでストップー。

有機ってなんや。笑

 

教えてグーグル先生!!!

 

東京工業大学のHPが教えてくれたんですけど、

「炭素を主要元素として、酸素・水素・窒素原子などで構成される物質の総称」

ってやっぱりこれも宇宙語www

 

とにかく、プラスチック、紙、木材、食品、ゴム、液晶などは有機材料だそうです。

 

…そうなのか!紙も食品もなんだ…!

 

炭素がどうとか難しいこと説明されるけど、(まず炭素ってなんやwww)

要するに工業製品の中ではプラスチックか液晶か、とりあえずあの辺ってことよね。

そういうことにしとこ笑

 

 

あと金属製品、これはわかる。たぶん大丈夫。

そしてそれ以外のものがセラミックス。

 

「高温での熱処理工程を経て合成される非金属、無機材料」

セラミックスの定義はこうなります。

 

 

3つの原料の違いは、

基本的に化学結合の仕方が異なることにより、その結果それぞれの性質や製造方法が異なるということです。

 

簡単に比較をしてみますと…

 

まず金属材料。

宇宙語「金属結合という化学結合様式から成るもので、自由電子が原子間に散在して、原子と原子の間の結合を形成。自由電子が熱や電気の良導性、光の不浸透性と反射性、じん性等の性質を表している。」

 

つまり、その自由電子くんって子がブワァって散らばってて、

そいつらが一か所に固まってないから熱とか電気がめちゃよく伝わるわー。

でも光は全然通さなくて(これは確かに透明な金属は見たことない笑)

ぴかぴか反射するよ。という解釈でよろしいでしょうか?

 

ところでじん性とは英語で「Toughness」、つまり強度ってことですかね。

でもこのじん性ってどのHPを見ても理解しにくいとか定義がよく分からないって書かれてます。

 

ってことでここでは無視することにする。

だって他の専門さん達が定義がよく分からないとか頭抱えてんのに

私に分かるわけないもの。(諦め早。)

 

 

次に有機材料。

宇宙語「低分子、高分子を問わず、主として生物の構成成分と同じ炭素、水素、酸素等から成っているもの。炭素同士の結合した鎖で骨格を作り、これに水素と酸素が結びついている。これらの非金属元素間の結合は共有結合で、それによって分子という群が作られる。しかし分子間はファンデルワールス結合という弱い結合である為、融点は低く、変形や加工のしやすい点を特徴とする。」

 

つまり、炭素くんに水素と酸素が群がってて、彼らはめっちゃ団結力あるから結合は強い。

いきなり分子くんが発生すんだけど、分子くんは自由人だからあんま団結できなくて、

その為に熱とかには弱くてよく変形するし、でもその分加工はしやすいよ、みたいな。

 

なんだこの解釈www

結合や分子はよくわからないけど、

とにかく熱弱い、変形する、加工しやすいってことね。

 

 

そしてクライマックスはセラミックス。

 

宇宙語「ほとんどの材料が周期律表の陽性元素と陰性元素との化合物から成る。イオン結合が大部分を占め、一部共有結合金属結合を主体とするものもある。その点で元素間の組み合わせも多く、非常に多くの種類の材料機能が生まれる。セラミックスの共通的な特徴は「耐熱性が高い」「電気的に絶縁性、もしくは半導性」「変形しにくい」「じん性が低い」などである。」

 

ほっほー…。

つまり、組み合わせは無限大で、アイディアさえあればスーパーセラミックスが出現するよと。

熱には強いし、電気はシャットダウンだし。あ、でもちょっとくらいなら通すよと。

磁器も電気誘導も任してくれてもいいよと。

変形もしにくいし、じん性は…あ、これは無視。

 

なんかセラミックスって夢がありそうな雰囲気。

 

 

ちなみにセラミックスの分類は

1、ガラスやホウロウ(ル・クルーゼ

2、陶磁器(美濃焼備前焼)

3、耐火物、断熱材

4、研磨材

5、セメント、石膏、石灰

6、炭素製品

7、電子セラミックス

8、その他(顔料、人口鉱物、原子炉材料、触媒担体などなど…)

 

1つに「セラミックス」と言ってもこれだけの種類があるそうです。

 

そらそうよね。

有機でさえもプラスチックから食品までなんだから。

 

でもさ、これさ何が腹立つかって、6番!

炭素って有機なんちゃうの!?

 

もーこーゆートラップほんとやめてほしいわ…。

ま、今はもう気にしないからいいけど笑 6番は見なかったことにする。無視

 

 

 

 

ふーん…なんとなーく、なんとなーくだけどセラミックスくんの事、理解できてきたような気がする。笑