ファインセラミクス読本:セラミクスの焼結方法
皆さん、デスクの乱れは心の乱れです。
あ、どうも、こんにちは。実はデスクの模様替えをしたところ、愛する読本がなくなってしまい、あわわあわわと焦っておりました。(使わない引き出しに普通に大事に入ってたんですけど。)
ちなみに皆さんのデスクはきれいですか?
私はと言いますと、きれいな時もあれば…って感じですかね。ゲフンゲフン
さ、今日は焼結いきますよー!
気合い入れていくぞーーー!!!!!!
セラミックスの焼結方法には何があるかご存じでしょうか?
以前、
こちらでちょろりと紹介したんですけども、
もっと詳しく紹介すると
- 常圧焼結
- ホットプレス
- HIP
- 超高圧焼結
- 反応焼結
- ポスト反応焼結
これだけの種類があるわけです。
気長に説明していこうかね。なんだかまた今回も2回に分かれる傾向です。
ところでだね( ゚∀゚ )
なーんで焼結しなきゃいけないわけー?
鉄とかは熱いの冷ましたら固まるのに、どしてわざわざ焼いて固めなきゃいけないのー?
ってゆ、超基本的なことが気になる私。
実はこの焼結、セラミックスならではの製造工程なのです。
固体粉末の集合体をその融点以下の温度で加熱すると、粉体が固まって焼結体と呼ばれる緻密な物体になる現象を「焼結」という。
はwww
とにかくセラミックスの原料をそいつらが燃えてなくならない程度に焼いたら、キンキンって鳴るあのかったいやつができるっちゅーことや。
Σd(゚∀゚)
セラミックスを成形したものを加熱すると、隣にいる原料同士がだんだん密着してきて、
粒子と粒子の隙間がなくなり全体が収縮します。
そしてお互いが結合し、抱き締められる焼き締められるのです。ぎゅーーーーって。(萌)
焼き締められた製品は、焼結前よりも後の方が収縮しています。若干ね。
あ、あのさ、ところで脱脂と焼結ってどう違うわけ…?
脱脂はバインダーを「分解」するものです。
バインダーが入っている成形品をそのまま1500°とかで一気に焼いてしまうと、周りだけ固まり、中は水分が残ってる状態になります。
まるでクリームパンのよう…あ、例え悪いな。
トマトにしましょう!トマトに!
周り固い皮だけども、亀裂が入ると中から液体ぶっしゃーになりますよね。
あんな感じで暴発してしまったり、結局破損したりといいことなしなんですよ。その為にバインダーを低温度で分解して、水分をなくしてから焼き締めるという工程を踏むのであります。
ということでどちらも焼く行為ですが、「脱脂」はバインダーを分解する工程、「焼結」はセラミックスの成形品を焼き締め製品にする工程です。
ちなみにこれを陶芸で表現すると
成形 → ろくろ
脱脂 → 乾燥
焼結 → 焼く
ってな感じですかね。
今まで体験で備前焼と萩焼したことあるよ!
以上どうでもいい情報でした。
さ、やっぱり長くなったので2回に分けてみようと思います。
次は焼結の方法について説明します。これが厳しんだ…。(遠い目)